私たちの想い
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「これなあに?」「なぜ?」
水、空、花、昆虫…
子どもたちは、目に映るすべてのものに夢中になります。
「もっと見たい」「もっと知りたい」好奇心のおもむくままに行動して感動したり、興奮したり。
実体験は、子どもの豊かな感情を育て知恵や工夫を生み出します。そこから生まれる喜び!そして自信!
他の先進国と比べて、自己肯定感が著しく低いというデータが出ている日本の子どもたちに自信という最高の贈りものを。
私たちは、子どもの気持ちにしっかりと耳を傾けて受け止めます。どんな時でも聴いてもらえたという記憶は、自己肯定感の基になります。
大人から見れば厄介な行動でも、そこには何かしらの理由や欲求が隠れています。
私たちは、その理由をよく観察して読み解きます。そのためには、一人ひとりの心と行動をしっかり「観る」ことが必要です。
また、子どもによって、成長のタイミングが違います。「今だ!」という瞬間まで「待つ」ことが肝心です。さらに、そのタイミングを逃さないで適切に「働きかけること」を意識して、保育を行っています。
幼い子どもは、遊ぶことで、興味と好奇心を表現しています。でも、遊びとはいったい何でしょうか?
それは、「見たい」、「知りたい」、「やってみたい」から始まる自発的な行動や体験のこと。
お散歩中に出会う車や信号、道端の草花や石ころも、興味を持てば、すべてが遊びの対象です。
ところが、大人が接し方を間違えると遊びの世界への扉を閉ざしてしまうことがあります。なんてもったいない…
私たち保育士は、子どもが興味を持ったことを大切にし、「知りたい気持ち」を高めていきます。すると、自分から絵本や図鑑を見るようになったり、いつのまにか数を覚えたり。すべては、意欲や自発性から積み上げられていく。
自分で学び、自分で成長する。これこそが、一生ものの財産です。
2020年から、小学校でプログラミング教育が必修化されました。来るべきAI時代に向けて、幼児教育はどう変わればいいのでしょう?
プログラミング教育の目的は、論理的思考や発想力、分析力を身につけることです。幼児教育に求められていることは、その下地をつくること。
そのためには「正解は一つ」ではなく、幼少期から自分で考え、問題解決できる人間づくりが必要なのです。
私たちの保育園では、日々の生活の中で子ども自身が考えて挑戦し、試行錯誤を通して、達成と喜びの体験を積んでいきます。これが予測不可能なAI時代を幸せに生きていく底力となります。
人は、一日をどんな環境で過ごすかがとても重要です。高台から風が吹き抜け、季節につつみこまれる保育園。民家を改装した、どこか懐かしい保育園。自然木の基地に夢中になる保育園など。私たちの保育園は、いずれも個性豊かな顔を持っています。
保育室は、発達心理学に基づき、全園共通のコンセプトで設計しています。愛着形成を築く0、1、2歳。「こころ・頭・からだ」が成長し、就学に向けて社会性を養っていく3、4、5歳。
子どもたちのために、ていねいにしつらえた保育環境をぜひ見学にお越しください。
保育園にあるのは、子どもの成長のために選んだおもちゃ。たくさんの名作絵本。豊かな響きと深い音色を奏でるアコースティックピアノ。保育士が毎年、子どもたちの興味や関心を見て、手作りしているおもちゃ。
ないものは、興味のないことを押しつけたり、テレビやビデオを流しっぱなしにしている時間。
人としての土台をつくる大切な時期。私たちは一人ひとりの子どもをしっかり見つめて興味の扉をひらいています。
子育ては、「こんな時、どうすれば?」と迷ったり悩んだりの連続です。
たとえば、2歳前後の子どもたちがイヤを繰り返す「イヤイヤ期」。「魔の2歳」とも呼ばれ、保護者の方を困らせます。
でも私たちは「誇るべきイヤイヤ期」と呼んで大歓迎。それは、脳と心の発達に欠かせない成長過程だからです。
子どもを承認して、行動を見守りましょう。あふれんばかりの愛情を注いであげましょう。すると、その子は満足感と高揚感で満たされて他者を思いやり受容できるようになります。
でも、核家族の子育ては、お父さん、お母さんだけですべてを背負うからとても大変です。職場でのストレス、煩雑な家事、加えて日常生活に支障をきたすほどの大変な子育て。親だって人間だから、クタクタに疲れ果ててしまう。
そんなに頑張りすぎずに、私たちといっしょに力を合わせて子育てしませんか。私たちは、もう一つの実家として、いつもそばで、保護者の皆さまを支え、 子どもの成長を一緒に喜びあう家族でありたいと思います。